大腸がんの検査
大腸がんの検査には色々な種類がありますが、
こちらでは便潜血検査、注腸造影検査、内視鏡検査についてご説明します。
大腸がんの危険因子 ~どんな人がなりやすいの?~
以下の項目に当てはまる内容が多い方は要注意です。一度検査を受けることをお勧めいたします。
便潜血検査
大腸がん検診は、一般的に40歳以上の無症状の人を対象に行われます。便潜血反応検査とは、便の中に血液が混ざっているかどうかを調べる検査です。
専用の検査キットで、便を軽くこすって検体を採取し、調べます。ここで陰性(-)でしたら、『異常なし』ということで、年に一回の定期健診を続けるだけでよいでしょう。
注腸造影検査
バリウム(画像をはっきりと映し出すための薬)と空気を肛門から注入し、大腸のレントゲン撮影を行う検査です。
レントゲン写真では、がんの位置や大きさ、大腸の状態などを確かめることができます。
小さなポリープの発見などにはあまり適していません。
検査を受ける人は、2~3日前から繊維の少ない食事をとります。
また、前日に下剤を飲んで、大腸の中をきれいにしておきます。
検査にかかる時間は15分程度です。
内視鏡検査
先端に小型カメラが付いている内視鏡という細長い管状の医療機器を、肛門から入れて行う検査です。
大腸の内部を映し出すモニター画面を見て、がんや大腸の状態を詳しく調べることができます。
極めて小さな段階のポリープの発見も可能です。
また、内視鏡は、細胞の採取やポリープを切除することもできます。
検査を受ける人は、前日および当日に下剤を飲んで、大腸の中をきれいにしておきます。
つらくて苦しい検査でトラウマになってしまっている患者様もいらっしゃるかと思いますが、安心してお任せください。
麻酔薬を使用しない場合でも、ほとんどの場合痛みは感じません。
ご希望により麻酔の程度を調節できます。検査にかかる時間は15分程度です。