痔はポピュラーな病気です
3人に1人は痔もちです
「いぼ痔・切れ痔・痔ろう(あな痔)」の3つを合わせて「痔」と呼ばれることが多いようですが、正確には肛門周辺、または肛門全体の病気(疾患)をまとめて「痔」と呼びます。
痔は、それぞれ「原因・症状・治療法」が異なりますので、まずは自分がどのタイプの痔なのかを見極めることが大切になってきます。
痔は決して特別な病気ではなく、座りっぱなし、立ちっぱなし、便秘や下痢、冷え、刺激物、タバコなど、日常生活によくあることが原因になり、女性の場合は妊娠や出産などで痔になる方もいらっしゃいます。
はずかしがらず、まずは診察を
痔は診察の際に患部を見せる恥ずかしさから、何もせず我慢をしたままでいたり、市販薬で痛みなどの症状を抑えるだけであったりと、根本的な治療を行わない方も少なくありません。
完全に治らないままで長期間悩む方も多くいらっしゃいますが、痛みや症状はもちろん、鬱屈とした気分を抱えたままでいるのは辛いことだと思います。
また、症状だけで痔だと決め付けて、大腸がんや大腸ポリープであるという場合もありますので、肛門疾患の治療の前には大腸の検査を行ってポリープやがんなどの重大な病気がないかの確認することを推奨しています。