超音波検査(エコー検査)

当クリニックは以下の通り超音波検査(エコー検査)を実施しております。

○毎週木曜日   午前(8:30~12:00)
○第1・3土曜日  午前(8:30~12:00)


超音波検査(エコー検査)とは

高い周波数の音波(超音波)を用いて臓器の大きさや形状、動きなどを調べる検査です。

プローブ(探触子)と呼ばれる機器を体に当てて超音波を送信し、その反射して戻ってくる波を解析・画像化することで診断を行います。

反射波の性質は体内の構造物によって異なるため、モニター上には内部の様子が鮮明に映し出されます。

超音波検査では、以下の図のように全身の臓器を調べられます。

ただし、超音波の特性上、肺や消化管、骨に囲まれた脳の観察は苦手です。

超音波による検査のため、放射線による被ばくや痛みはありません。

お腹の中の赤ちゃんの検査にも用いられ繰り返し検査を受けても支障ありません。

各部位のエコー名

各部位の検査

当院で行っている超音波検査(エコー検査)は以下の通りです。

※乳腺エコー検査は当院では実施しておりません。

腹部エコー検査

検査でわかること

  • 肝臓 :脂肪肝、肝血管腫、肝硬変、肝臓癌など
  • 胆のう:胆のうポリープ、胆のう結石、胆のう腺筋腫症、胆のう癌など
  • 膵臓 :膵炎、膵のう胞性腫瘍、膵臓癌など
  • 腎臓 :腎結石、慢性腎臓病、腎炎、腎臓癌など
  • 膀胱 :膀胱結石、膀胱癌など
  • その他:前立腺肥大、腹部大動脈瘤、脾腫など

検査の対象者

  • 血液検査で異常(肝機能、脂質、糖尿病)を指摘された方
  • 尿検査で異常(尿潜血、尿タンパク)を指摘された方
  • 腹部やみぞおち、背中、腰の痛みや違和感などの症状がある方
  • 血圧が高い方
  • 頻尿が気になる方

頸動脈エコー検査

検査でわかること

  • 動脈硬化の進行度
  • プラークの有無と大きさ
  • ※プラーク:余分なコレステロールが血管の内側に溜まってできたコブ

検査の対象者

  • 血圧が高い方
  • コレステロールや中性脂肪が高い方
  • 糖尿病の方
  • 生活習慣が乱れている方(偏食、喫煙など)

動脈硬化について

動脈硬化は、老化や様々な危険因子によって本来しなやかな血管が硬くなることで多くの場合、無症状で進行します。

動脈硬化の進行でプラークが蓄積すると血液の流れが障害されることがあります。

また、プラークの破綻は心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす可能性があります。

甲状腺エコー検査

甲状腺とは

新陳代謝の促進および脈拍数や体温を調節するホルモンを分泌する臓器です。

検査でわかること

甲状腺の病気は腫瘍とホルモン異常の大きく2つに分けられそれらの有無が分かります。

腫瘍
  • 良性腫瘍:腺腫様結節、腺腫様甲状腺腫
  • 悪性腫瘍:甲状腺癌
ホルモン異常
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進)
  • 橋本病(甲状腺機能低下)
  • 高カルシウム血症(副甲状腺機能亢進)

検査の対象者

  • 血液検査などで甲状腺に異常を指摘された方
  • 前頚部に腫れや痛みがある方
  • バセドウ病(動悸、発汗、体重減少など)や橋本病(無気力、むくみ、寒がりなど)の症状がある方

心臓エコー検査

心臓とは

全身に血液を送り出すポンプの役目をする臓器です。

図のように4つの部屋があり、それぞれ“弁”で隔てられています。

ポンプの動きに応じて弁が開閉し血液の逆流を防いでいます。

検査でわかること

  • 弁膜症、心筋梗塞、先天性の心臓病やそれらの疾患による心臓への負担の程度
  • 高血圧による心臓の肥大の有無や程度

検査の対象者

  • 胸痛や息切れ(呼吸苦)、めまいがある方
  • 聴診で心雑音を指摘された方
  • 心電図で異常を指摘された方
  • レントゲンやCTで心拡大を指摘された方
  • 身体にむくみがある方
  • 心筋梗塞や狭心症の既往がある方
  • 血圧が高い方

下肢動脈エコー検査

検査でわかること

  • 下肢動脈の動脈硬化の有無
  • 下肢動脈の詰まり

検査の対象者

  • CAVIやABIなど他の検査で異常を指摘された方
  • 下肢の痛みが強く長い距離を休憩なしで歩けない方(間欠性跛行がある方)
  • 下肢の冷感が強い方

閉塞性動脈硬化症について

動脈硬化により足の血管が詰まり足の血の巡りが悪くなる病気です。

冷感・しびれ・歩行時の痛みなどの症状が出現し進行すると壊死に至る場合があります。

肥満・高血圧・糖尿病・喫煙などが原因と言われています。

下肢静脈(深部)エコー検査

検査でわかること

  • 下肢静脈内の血栓の有無
  • 下肢静脈の血流の滞り

検査の対象者

  • 下肢のむくみがある方
  • 下肢の腫れ、痛み、熱感などの症状がある方

深部静脈血栓症について

下肢の静脈に血栓ができて血管が完全に詰まると血液がせき止められ滞り下肢にむくみが出現します。

下肢静脈にできた血栓が血管の壁から剥がれて血流に乗り肺の血管に詰まると胸の痛みや息苦しさなどが出現します。(エコノミークラス症候群)

超音波検査(エコー検査)の流れ

(1)ご予約方法

当クリニックサイトよりWEBもしくはLINEでご予約が可能です。

お電話(044-911-0407)でも承っております。

注)胃カメラと超音波検査(エコー)の同時検査をご希望の方は、必ずクリニックまでご連絡下さい。

(2)来院前

検査予約時間の10分前までにご来院下さい。

新患の方(当院を始めて受診される患者様)は、20分前までにご来院頂けると助かります。

食事

頸動脈エコー検査・甲状腺エコー検査・心臓エコー検査・下肢血管エコー検査を受けられる方は、特別な制限はございません。


腹部超音波検査(エコー)への注意点

  • 空腹時に行うことが原則です。
    検査予約時間の6時間前より絶食となります。
    朝食は摂らずにお越しください。水やお茶などの制限はありません。
  • 糖尿病の治療薬を内服の方で、腹部超音波検査(エコー)を受けられる方は、内服薬やインスリンの注射は使用せずに受診して下さい。
    内服・注射を使用した場合、低血糖になるリスクがございます。
    ※検査後に食事を摂ることができます。
  • 検査予約時間の約2時間前までに排尿を済ませて下さい。
    検査の際には、膀胱に尿がある程度、溜まった状態で検査を行います。
    検査前に強い尿意が生じた場合には受付スタッフ・看護師にお申し出下さい。

服装

リラックスして検査が受けられるよう、体を締め付けるガードルやボディースーツなどは身に着けず、ゆったりとした服装でご来院ください。

その他

ご高齢の方はなるべく付き添いの方とお越しください。

常用しているお薬がある方は事前にご相談ください。

(3)検査の準備

検査時には仰向けに寝ていただき、検査する部分の衣類をずらして準備をします。

そのうえで、超音波が体内に届きやすく、鮮明な画像が得られるように、腹部やプローブに専用のゼリーを塗布します。

(4)超音波検査(エコー検査)

プローブを腹部にあてて、モニターを通じてお腹の中の臓器の状態を確認していきます。

必要に応じて、プローブを軽く押したり、身体の向きを変えていただいたりすることで、より詳しく観察できるようにします。

また、肺や腸内のガスによる影響を減らしたり、目的の臓器が見えやすくなるように、息を吸ったり吐いたりした後に、息を止めていただくこともあります。

超音波検査の費用

保険診療 1割負担 2割負担 3割負担
腹部超音波検査 500~800円前後 1,000~1,600円前後 1,500~2,400円前後
頸動脈超音波検査 300~600円前後 600~1,200円前後 1,000~1,800円前後
心臓超音波検査 900円前後 1,800円前後 2,700円前後
甲状腺超音波検査 300~600円前後 600~1,200円前後 1,000~1,800円前後
下肢動脈・静脈超音波検査 300~600円前後 600~1,200円前後 1,000~1,800円前後
※超音波検査前の診察代などは含まれておりません。