痔ろう(あな痔)の治療について

症状

  • 発熱
  • 肛門周囲の痛み
  • 膿(うみ)がでる

肛門と直腸の境目である「歯状線」のくぼみ部分が細菌感染などによって化膿し(肛門周囲膿瘍)、その後、膿が出て肛門周囲膿瘍が治っても、膿が出た患部にトンネル状の管が残ってしまう、文字通り直腸から肛門とは別の穴(あな)ができてしまう症状です。

原因

痔ろうの大きな原因は、肛門と直腸の境目である「歯状線」のくぼみ部分(肛門腺窩)が細菌感染などによって化膿し、「肛門周囲膿瘍」ができることです。

治療

痔ろう(あな痔)は、手術をするしか完治させる方法はありません。

膿の出口となった皮膚の傷口がふさがっても、一旦できたトンネルはなくなりません。

症状が落ち着いても治ったわけではなく、痛みや腫れが再発することがあるため油断は禁物

まれにですが、10年以上治療せず放置しておくと「がん化」することもありますので、早めに専門医を受診するよう心がけましょう。